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助成番号
99_5_2_15
研究テーマ(和文)
駅ホテルの建築計画と公的役割の歴史的変遷及び将来像の研究
研究テーマ(欧文) Research on the public role of station-hotels and their architectural planning from the historical point of view.
研究代表者
氏名
カタカナ
チバ マサツグ
漢 字
千葉 政継
ローマ字
Chiba, Masatsugu
研究代表者年齢
50
研究期間

1999〜2001年

報告年度
2001年度
研究体制
共同研究
研究代表者所属機関・職名
宮城大学 事業構想学部・教授
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。
 

日本では鉄道会社は駅に付随させたホテルを作る事が当たり前であるが、諸外国の駅に付随したホテルの有無を調べてみると、ステーションホテルというものが必ずしも一般的ではない事が分かる。日本以外では、鉄道の発達と共にステーションホテルが多数造られたイギリスとシャトースタイルで名高いカナダそしてドイツの比較的新しいビジネスタイプのステーションホテル、その他にはスペインやフランス、アメリカにそれぞれわずかに見られるだけで、これらのステーションホテルが建てられた事情もステーションホテルが社会に対して持つ意味も国毎に異なっている事も分かる。

 

次に、国によって異なるステーションホテルをカテゴリーとして成立させている共通点について検討した。ステーションホテルの共通点は、「鉄道の駅と一体である」という事である。その共通点から駅という空間の意味を考える時に以下の四つの特徴が考えられる。一つ目は、ステーションホテルの定義でもあるが、ホテルを含む駅全体が秩序であるファサードを持つ事。二つ目は鉄道駅という町と外部との境界領域内にあるホテルである事。三つ目はパブリックスペースであり他の交通機関との接続点である駅という空間に隣接するホテルである事。四つ目は伝統的な時間・空間概念を変化させた鉄道と直結したホテルだという事である。

 
続いてイギリス、ドイツ、日本の現在経営を行っているステーションホテルを調査し、それぞれの歴史や実状を明らかにすると共にこれらの特徴がどう生かされているか検討を加えた。
 

最後にこれらの調査結果を参考に、四つの特徴を通じて考えられるホテルの一つのカテゴリーとしてのステーションホテルの将来像を描く事を試みた。

 
 
 
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