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助成番号
98_4_2_16
研究テーマ(和文)
鉄道による廃棄物の広域輸送に関する研究
研究テーマ(欧文)
A Study on the Railroad Transportation of Solid Waste in Wide Area
研究代表者
氏名
カタカナ
キタワキ ヒデトシ
漢 字
北脇 秀敏
ローマ字
Kitawaki, Hidetoshi
研究代表者年齢
40
研究期間
1998〜2000年
報告年度
2000年度
研究体制
個人研究
研究代表者所属機関・職名
東洋大学 国際地域学部・教授
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。
 

わが国では循環型社会達成のためのリサイクル活動の必要性、最終処分場の枯渇、焼却施設の統合化の必要性などのために廃棄物の広域輸送を推進する必要に迫られている。全国レベルでの廃棄物の広域輸送を実現するための有力な手段は全国にはりめぐらされた鉄道網を用いた輸送であるが、多くの実績がある海外と比較して、わが国では1件の実績があるだけである。今後わが国の鉄道輸送を推進するためには海外の実績を踏まえた研究を行っていく必要がある。

 
そのため本研究では現地調査を重要視し、国内では川崎市の鉄道輸送の例と大阪湾の海面処分場での廃棄物の広域輸送の実態を調査した。また鉄道輸送を行う際の委託を受ける立場にあるJR貨物からの情報収集も行った。一方海外では長年廃棄物の鉄道輸送が行われてきたオランダの事情を現地で調査し、わが国との違いと比較した。
 
次にわが国の廃棄物処理における行政の対応の変化と広域輸送の必要性を広域的な廃棄処理計画の策定状況や廃棄物関連法の成立・改正などを通じて把握した。
 
このような情報を踏まえ、鉄道輸送を軸とした廃棄物の広域輸送のあるべき姿を検討した。鉄道輸送は従来のトラック輸送と比較した場合、安全で環境にやさしい輸送手段であり、輸送距離が長い場合は経済的である。そのため鉄道輸送により廃棄物を長距離輸送することにより適切な処理と資源化とが達成できることが明らかになった。また長距離輸送することにより環境創造型の海面埋立地を設け、狭いわが国に国土を創造するという構想も提示した。
 
 
 
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