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助成番号
98_2_1_5
研究テーマ(和文)
文化財をめぐる地域文化へのツーリズムの関与性
研究テーマ(欧文)
Touristic involvement in the regional culture formed around cultural properties
研究代表者
氏名
カタカナ
ナガハラ ケイゾウ
漢 字
永原 惠三
ローマ字
Nagahara, Keizo
研究代表者年齢
42
研究期間
1998〜1999年
報告年度
1999年度
研究体制
個人研究
研究代表者所属機関・職名
お茶の水女子大学 文教育学部・助教授
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。
 

この研究は、有形および無形の文化財をめぐって形成される地域文化に対して、ツーリズムがどのように関与し、かつ、今後の地域文化がもつ方向性に対して影響を持つのか、という問題に対して、とりわけ音楽に関連した具体的な事例をもとにして、理論的に検討を行うものである。

 

この研究における主たる調査対象は、次の地域と文化財、文化活動などである。

 
(1)秋田県鹿角市:大湯大太鼓、花輪ばやし、(以上県指定重要無形民俗文化財)、大湯環状列石(国指 定特別史跡)、十和田八幡平国立公園など
 
(2)北海道江差町:江差追分(道指定無形民俗文化財)、江差町郷土資料室、旧檜山爾志郡役所(道指定文化財)など
 
(3)北海道紋別市:オホーツク音楽祭in紋別、紋別市立郷土博物館など
 
以上の事例研究および、ディーン・マッカーネルによるツーリズムに関する理論的研究に基づくことによって、文化財をめぐる地域文化へのツーリズムの関与性として、次のような結論を得た。すなわち、文化財はツーリズムというコンテクストのなかで地域文化の核となりながら、ツーリストの担っている近代文化と対峙する地域文化とによる相互関係の弁証法的な関係性を導くこと。また、それは、近代文化という、都市に代表される普遍性の世界と、地域文化という固有性の世界との動的な関係性でもあり、そのなかで、地域はひとつの共同体としての本来的意味を問い直す可能性をもつこと、である。
 
 
 
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