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助成番号
98_1_2_3
研究テーマ(和文)
多人数参加型VR実験による高齢者の安全計画に関する研究
研究テーマ(欧文)
A Study on the Safety Design of the Aged Based on Multi-Participant Virtul Reality Experiment
研究代表者
氏名
カタカナ
ワタナベ ヒトシ
漢 字
渡辺 仁史
ローマ字
Watanabe, Hitoshi
研究代表者年齢
49
研究期間
1998〜2000年
報告年度
2000年度
研究体制
共同研究
研究代表者所属機関・職名
早稲田大学 理工学部・教授
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。
 

本研究は、駅空間における高齢者をはじめとした移動制約者及び健常者の安全という観点から、その行動性を、実際の調査、さらには3次元ムービーから明らかにすることを目的として行った。

 

「視覚障害者の歩行による群集流動の回避行動解析」では、視覚障害者の歩行によって起こる群集流動の回避行動に着目し、視覚障害者誘導ブロックが視覚障害者の歩行を認知させる機能を持ち合わせていることなどを明らかにした。

 
「エスカレータ付近の流動解析」では、高齢者はエスカレータ利用率が高い、エスカレータに回り込んで乗る利用者があるときは、流動の規制される部分(手すり)で滞留を生じやすい、などを明らかにした。
 
「駅の改札口における行動解析」では、ラッチ内からラッチ外へ出る出場者に着目して分析を行い、高齢者の改札付近の歩行速度はコンコースのそれに比べて低下する、利用者が増加すると各改札機の利用率が平均化する、混雑する改札機でも近い方の改札機を利用する指向性が高い、などを明らかにした。
 
「3次元ムービーによる昇降施設利用実験」では、実調査で得られたビデオ画像から、階段・エスカレータ付近の実際の行動特性を反映した多人数の人間が移動するムービーを作成し、アンケートを行った。それにより、エスカレータへの選択指向は、エスカレータ前の群集密度ではなく列の長さによって変化することを明らかにした。
 
以上により、駅における歩行者の行動特性を明らかにすることができた。
 
 
 
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