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助成番号
97_4_2_24
研究テーマ(和文)
日本型グリーンツーリズムの展開方向と定着条件に関する実証的研究
研究テーマ(欧文)
Directions and Conditions to promote Green Tourism in Japan
研究代表者
氏名
カタカナ
ミヤザキ タケシ
漢 字
宮崎 猛
ローマ字
Miyazaki, Takeshi
研究代表者年齢
45
研究期間
1997〜1998年
報告年度
1998年度
研究体制
共同研究
研究代表者所属機関・職名
京都府立大学 農学部・教授
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。
 

観光客や農村住民等への意向調査結果から、グリーンツーリズムの体験と取り組みとへの意向は極めて高い。今後増加するグリーンツーリズムとして、中山間地域では直売・郷土料理・農家民宿・イベントが、都市近郊では直売・体験農園・イベントが挙げられる。

 

近畿地方のグリーンツーリズムをみると、農林業公園型は都市近郊に、自然・文化・景観資源活用型は中山間地域に、食文化型と生涯学習型は全域にある。これらの日本型グリーンツーリズムには、村づくりの地域的取り組み、民営から公営までの多様な施設経営、市場原理と互恵的調整原理の推進原理等の特徴がある。

 
観光客が増加している和歌山県の過疎町村では、イベント開催型と施設利用型の生涯学習型グリーンツーリズムがある。前者ではイベントの継続性と経済効果とを確保することが、後者では地域の個性的体験メニューにより施設経営の採算性を向上させることが課題である。
 
鳥取県の自然・景観資源活用型グリーンツーリズムでも、郷土料理の提供等の地域個性を出した生涯学習型に仕上げることが課題である。中山間地域における食文化型グリーンツーリズムである丹後あじわいの郷やファーマーズマーケットでは、周辺の農業・農村との連携を図ることが課題である。
 
都市近郊では朝市・直売所、観光農園、市民農園が主力であるが、複合的交流拠点の整備が課題である。また、ファーマーズマーケットの朝市と直売所のうち朝市の方が、グリーンツーリズムには適している。
 
日本型グリーンツーリズムの推進は8年目に入るが、各々の農村独自の個性の発揮と各施設のネットワーク化とが、ほぼ共通する定着条件である。
 
 
 
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