創部8年目を迎える都立深沢高等学校 和太鼓部は、“見てくださる方々に、喜んでいただける演奏を”── 部の理念として、顧問の先生と部員が心をひとつにして毎日練習に励んでいます。
レパートリーの中で、代表曲ともいえる「精進の果て─報恩太喜(ほうおんたいき)」は、先生が部員たちの意見を取り入れながら作曲したものです。テーマは、いつも支えてくれている多くの方々に報い応えていく報謝の気持ちと、太鼓に出会えた喜び。太鼓が好きでたまらない若者たちによる真心を込めた演奏は、見る人の心にみずみずしい感動を呼び起こします。
演目
鼓曲−池尻(こきょく−いけじり)
オリジナルのオープニング曲。池尻児童館40周年の演奏会の際に作曲したものです。
五穀の実り〜報恩太喜(ごこくのみのり〜ほうおんたいき)
「秋の実り」をテーマに顧問の師匠が作曲したものを深沢流にアレンジ。
報恩太喜は報謝の気持を太鼓を打つ喜びにかえて表現したオリジナル曲です。
諏訪雷(すわいかずち)
川中島の戦いで武田信玄の家臣であった諏訪太鼓21人衆が演奏していた曲を、御諏訪太鼓宗家の
小口大八師が現代風にアレンジした曲です。
勇猛心(ゆうもうしん)
勇気を持って困難に立ち向かう覚悟をこめた曲。ソロを中心に全体が響きあうように調和する演奏、心身のすべての力を出し尽くす打ち込みが見どころです。
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