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まるきた伝統空間
天領佐渡能
 
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現在佐渡には30以上の能舞台が残されています。これは日本全国の能舞台の3分の1を占め、かつては200以上あったと伝えられています。これほどまでに能が庶民に浸透した地はここをおいて他にないとさえいわれる能の宝庫なのです。日本海の自然を背景に、夢のように浮かび上がる能舞台は、訪れる旅人たちの心を捉え、毎年多くの観光客が佐渡を訪れています。夏から秋にかけて行われる薪能も有名です。
 

土地と歴史に磨かれた佐渡能とは。

佐渡能の歴史は、佐渡一国が天領(幕府の直轄地)であった頃に遡ります。慶長9年、初代金山奉行としてやってきた大久保長安公が、自ら能役者出身であったこともあり、佐渡の地に能を広めたと伝えられています。神事であった能が奉行所の役人などによって行われるようになり、やがて庶民に広まるようになったのは、本間家が「宝生座」を開いてからといわれています。

佐渡では畑仕事の時も謡を口ずさむ。

以後、佐渡で能は庶民に親しまれ、今では、農家の方々が畑仕事をしながら謡を口ずさむほど浸透しています。今回ご出演いただいた佐渡能楽倶楽部以外にもいくつかのグループがあり、日本でも有数の能が盛んな地といえるでしょう。

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能というと格式が高いというイメージですが…。

佐渡能楽倶楽部を指導していらっしゃる本間英孝先生に伺ったところ、今は能楽堂だけでなくパブリックスペースや街の中などで公演を行うことも大変多いそうです。海外公演も多く、38か所もの公演を行っています。今回のお客さまも普段あまり見る機会のない能ということもあって、真剣に鑑賞されている様子でした。

 
 
プロフィール
佐渡能倶楽部は佐渡能の中で最も大きいグループで、6〜70名のメンバーの方が本間英孝先生の指導のもと、稽古に大変熱心に取り組み、その長い伝統ある芸に磨きをかけています。師匠として弟子をとられている方も多く、佐渡の能の層の厚さを感じます。 image
 
特色
佐渡能の魅力は、能楽五流のひとつ「宝生流」を佐渡の土地と歴史で育ててきたところにあります。正統でありながら佐渡ならではの味わいをもつ伝統芸能といえ、今回の公演では「半能」という上演形式で「天鼓」が演じられました。
 
 
お客様の声

能を研究しています。
倉田裕子さん
民俗芸能学会に所属し国内の民俗について研究しているという倉田さん。「能は奥が深いです。宝生流を見たのは初めてでしたが、美しい舞台でした。」と感激されていました。

 
 
 
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