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財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
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助成番号 |
99_5_1_10 |
研究テーマ(和文)
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小学校の「生活科」「社会科」「総合学習」における鉄道・乗り物単元についての研究 |
研究テーマ(欧文)
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A Study of Railway and Vehicles Units on Life Environment Study,Social Study,and Integrated learning at ElementarySchools.
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研究代表者
氏名 |
カタカナ |
フジオカ ヒデキ
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漢 字 |
藤岡 秀樹
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ローマ字 |
Fujioka, HIideki
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研究代表者年齢 |
43 |
研究期間 |
1999〜2000年 |
報告年度 |
2000年度 |
研究体制 |
個人研究 |
研究代表者所属機関・職名 |
京都教育大学 教育学部・助教授 |
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※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
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[研究1]では、現行の学習指導要領と2002年度から実施される新学習指導要領における「生活科」「社会科」の「鉄道」「乗り物」単元の記述の分析を行った。「生活科」では、電車やバスの乗車体験や駅見学などが取り上げられており、「社会科」では第3・4学年での地域学習、第5学年での「通信・運輸」の学習の中で、交通産業が取り上げられている。新学習指導要領では、「社会科」の時数削減の影響を受け、交通産業の学習内容が削減されるおそれがあることが読みとれた。
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[研究2]では、現行の「生活科」「社会科」の全教科書の「鉄道」「乗り物」単元に関する記述内容の分析を行った「生活科」の教科書は、出版社によって記述内容に大差があるが、「社会科」の教科書は、ほとんど差異がみられなかった。20〜30年前の「社会科」の教科書と比べると、モーダルシフトの影響などが反映され、鉄道に関する記述量がかなり削減されていることが見出された。 |
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[研究3]では、「鉄道」「乗り物」単元を扱った「生活科」と「総合学習」の授業実践2例について分析を行った。
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[研究4]では、「生活科」「社会科」「総合学習」における「鉄道」「乗り物」単元の扱い方に関して、小学校教師に対して質問紙調査を行った。28校からの回答を得たが、「単元のテーマ」「学習内容・展開」「体験・活動の例」「子供たちの反応」「授業づくりで苦労した点」の5点について分析を行った。 |
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最後に、4つの研究成果を踏まえて、全体的考察を行い、小学校における鉄道文化の発展に資するための提言を行った。 |