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財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
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助成番号 |
99_2_1_3 |
研究テーマ(和文)
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観光地におけるTDM施策の旅行費用法を用いた経済的評価 |
研究テーマ(欧文)
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A ecnomical evaluation of transportation demand management policies in tourist site using travel cost method
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研究代表者
氏名 |
カタカナ |
マツムラ ノブヒコ
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漢 字 |
松村 暢彦
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ローマ字 |
Matsumura, Nobuhiko
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研究代表者年齢 |
30
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研究期間 |
1999〜2000年 |
報告年度 |
2000年度 |
研究体制 |
個人研究 |
研究代表者所属機関・職名 |
大阪大学 大学院 工学研究科 土木工学専攻・助手 |
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※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
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本研究では、魅力ある観光地の実現に貢献するため、TDMはどう計画され、評価されるべきであるか、ということを明らかにするために、観光地の魅力化の視点から、新しくTDMの代替案を作成し、明確で分かり易い指標によって評価することを試みた。
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具体的に、観光地の魅力を高めるTDMを考えるため、観光マーケティングの概念に着目し、実際に、TDMへ適用して代替案を作成した。そして、観光地の魅力化に対して、その代替案がどの程度有効であるかを評価するため、施策の実地前後で、観光地に来訪する観光客グループ数と観光地全体のレクリエーションの場として経済的価値を算出し、比較することを決定した。 |
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続いて、これら観光地全体の魅力の変化を算出するために、観光客個人に対する魅力の変化を捉えることを考えた。そこで、TDMの実施により観光客の観光地に対する魅力の変化を示す指標として、来訪回数、観光活動の時間価値、利用交通手段を抽出し、これらの指標がどのように変化するのかを、それぞれの行動モデルを構築することによって表現した。 |
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最後に、奈良をケーススタディ地区に、構築したモデルを用いて、TDM代替案の実施による観光客個人に対する各指標の変化を算出した。そして、その観光客個人の変化をもとに、観光客グループ数の変化とレクリエーションの場としての経済的価値の変化を算出し、TDM代替案が観光地の魅力化に与える効果を評価した。 |