 |
財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
|
|
|
|
助成番号 |
98_4_1_8 |
研究テーマ(和文)
|
鉄道システムの事故・災害におけるコスト評価とリスクマネジメント |
研究テーマ(欧文)
|
Cost Evaluation and Risk Management about Accidents and Disasters in Railway System |
研究代表者
氏名 |
カタカナ |
タカハシ キヨシ |
漢 字 |
高橋 清 |
ローマ字 |
Takahashi, Kiyoshi |
研究代表者年齢 |
35 |
研究期間 |
1998〜1999年 |
報告年度 |
1999年度 |
研究体制 |
共同研究 |
研究代表者所属機関・職名 |
東京大学 工学院 工学系研究科 社会基盤工学専攻・助教授 |
|
|
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
|
|
交通システムの安全性確保は、今後とも交通に関わる重要な研究課題である。特に鉄道システムに関する事故・災害については、その社会的影響からも一般に関心が高く、鉄道事業者としても安全性向上に対し多大な投資を行ってきた。しかし、列車の更なる高速化や、いままでには考えられなかった事故への対応等、更に高度なリスク低減を求められているのが現状である。そこで本研究は、事故や災害に対する交通分野のリスクマネジメントの現状を種々の側面から整理総括すると共に、鉄道システムの安全設計に対する考え方、さらには総合的な交通システムの安全設計のフレームについて検討することを目的としている。 |
|
本研究の成果は以下の2点である。 |
|
1)重大事故のマクロ的把握を行うと共に、各種交通モードにおける事故・災害の損害発生と負担帰着先について、一般の交通事故及び列車事故、ナホトカ事故、豊浜トンネル事故など事例を取り上げ状況の分析・整理を行った。 |
|
2)英国鉄道を対象とし、Safety Caseの制度や自己責任制を基礎とした技術基準や技術的コントロール制度について整理すると共に、その根底にある英米型の経験主義哲学的なものの考え方と、規制緩和時代における技術的コントロールのあり方についての考察を行った。 |