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財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
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助成番号 |
98_4_1_11 |
研究テーマ(和文)
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最近外来で見られた難聴による内耳障害の組織学的研究 |
研究テーマ(欧文)
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Histopathological study of the hearing loss found in our out-patient clinic recently |
研究代表者
氏名 |
カタカナ |
ハラ マコト |
漢 字 |
原 誠 |
ローマ字 |
Hara, Makoto |
研究代表者年齢 |
45 |
研究期間 |
1998〜1999年 |
報告年度 |
1999年度 |
研究体制 |
個人研究 |
研究代表者所属機関・職名 |
JR東京総合病院・耳鼻科部長 |
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※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
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騒音による難聴が以前から知られており耳栓やイヤーマフの装着によりそれらが妨げることもわかっております。また、振動のみでは聴力障害は起こらぬといわれています。しかしながら騒音と振動がいっしょに起こると聴力障害は騒音のみよりもずっとひどくなるとも言われています。 |
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今回モルモットに振動と騒音を与えることで難聴がおこるかを電気生理学的検査と組織学的観察により研究してみました。ABRの検査により先述の如き知識が正しいこともわかりましたし組織学的観察によりイヤーマフや耳栓が役立つこともわかりました。JR始め鉄道会社においては保線作業に線路をつきかためる機械マルチプルタイタンパーを使うことが必須でありますので、振動と騒音の問題は大切であります。今回の結果はこれまでの知識の正しさを示し今後もマルタイの作業員の聴力障害を充分予防できることをはっきり示したと思われます。 |