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財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
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助成番号 |
97_2_2_12 |
研究テーマ(和文)
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高齢者を考慮したターミナル施設整備に関する研究 |
研究テーマ(欧文)
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The study of the railway terminal concidering elderly |
研究代表者
氏名 |
カタカナ |
ミホシ アキヒロ |
漢 字 |
三星 昭宏 |
ローマ字 |
Mihoshi, Akihiro |
研究代表者年齢 |
51 |
研究期間 |
1997〜1998年 |
報告年度 |
1998年度 |
研究体制 |
共同研究 |
研究代表者所属機関・職名 |
近畿大学 理工学部 土木工学科・教授 |
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※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
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現在、わが国は急速な高齢社会を迎え、そのスピードは欧米とは比較できないほどの早さで進展している。一般的に高齢者は加齢と共に交通活性は低下する。しかしながら、高齢者の交通特性は生活スタイル・地域特性・公共交通の条件等によってかなりの違いがあり、今後ライフスタイルが変化するのに伴い、高齢者の外出需要は増加すると思われる。とくに、公共施設としてのターミナルは誰もが利用しやすい環境とすることは課題である。とくに、高齢化を考慮した公共交通ターミナルの施設整備によって、今後人口の多数を占めてゆく高齢者の潜在化している交通需要を顕在化することは、活力のある社会を築き上げてゆく上で重要な課題である。 |
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この研究では今後全人口の4分の1を占める高齢者交通とターミナル施設整備について考察する。まず高齢者のモビリティが低下する要因と交通が潜在化する理由について考察する。つぎに、高齢者の交通活性を高めるため、鉄道・バス等のターミナル施設における休憩について着目し、休憩施設の利用状況について考察する。さらに、今後の鉄道駅ターミナルとしての新たなアクセス交通手段としてスペシャルトランスポートに着目する。本研究では福祉移送サービスに着目し、利用者に意識調査を行った。これより、現在の福祉移送サービスの使用現況と、今後の施設要望の把握について調査し、考察した。以上より今後の高齢化を考慮したターミナル施設のあり方および、人口の高齢化を考慮した交通環境のあり方について考察した。 |