 |
財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
|
|
|
|
助成番号 |
00_4_2_11 |
研究テーマ(和文)
|
鉄道駅周辺の住宅地における自転車交通を考慮した交通静穏化の計画論に関する研究 |
研究テーマ(欧文)
|
A Study on Traffic Calming in Residential Area around Stations |
研究代表者
氏名 |
カタカナ |
ハシモト セイジ |
漢 字 |
橋本 成仁 |
ローマ字 |
Hashimoto, Seiji |
研究代表者年齢 |
30 |
研究期間 |
2000〜2002年
|
報告年度 |
2002年度
|
研究体制 |
個人研究 |
研究代表者所属機関・職名 |
財)豊田都市交通研究所・主任研究員 |
|
|
※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
|
|
本研究は、住宅地内における交通安全事業として行なわれている交通静穏化に関して、特に自転車交通の視点からの安全性向上をはかるにはどのようなことを考慮すべきかについて検討を行うことを目的としている。 |
|
対象とする交通静穏化事業は平成8年度から各地で行なわれている「コミュニティ・ゾーン形成事業」とする。この事業は、それまで行われていた路線単位での交通静穏化整備であるコミュニティ道路事業とは異なり、あるまとまった地域を面的に整備することを目的とした事業であり、地区内の交通計画をネットワークとして考慮できる事業であり、また、現実に試行されている地域は、駅の周辺の地区、即ち、地区の活動の中心地に近く通過交通などの問題の発生している地区が多いという特徴がある。 |
|
具体的には、既存の整備事例として国内の先行整備事例についてアンケート調査・ヒアリング調査を行い、東京都三鷹市のコミュニティ・ゾーンにおける整備地区における自転車の取り扱いについてまとめた。また、海外事例についても英国における整備状況の収集した。さらに、計画論の構築のために現在計画中である東京都葛飾区のコミュニティ・ゾーン整備予定地区のおいて実際に住民参加型の計画策定に参加し、自転車交通を考慮した形での計画案を作成した。特に、日本の住宅地の特徴ともなっている幅員6m以下の狭幅員道路における交通静穏化手法についてはこれまで充分な整備実績がないこともあり、実際に社会実験を行い、実証的に検討した。 |