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財団が助成する交通関係の調査及び研究の成果を論文要旨でご紹介しています。 |
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助成番号 |
00_4_2_10 |
研究テーマ(和文)
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都市における交流の場としての駅空間の研究 |
研究テーマ(欧文)
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A Study of Space in Station as the Community Space in City Area |
研究代表者
氏名 |
カタカナ |
アシカワ サトル
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漢 字 |
芦川 智
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ローマ字 |
Ashikawa, Satoru
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研究代表者年齢 |
54 |
研究期間 |
2000〜2002年
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報告年度 |
2002年度
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研究体制 |
共同
研究
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研究代表者所属機関・職名 |
昭和女子大学 生活科学部・教授 |
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※所属、氏名、年齢は助成対象決定時のものです。 |
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都市において駅空間のもつ役割について交流の場としての役割に注目して実態調査を企画し国内と海外の都市の代表とされる駅舎及び駅前広場的空間と駅関連施設について実態調査をおこない、その結果から、駅が果たす役割を交流空間の立場から把握・整理・類型化をおこなうものである。
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国内93駅、海外50駅を調査し、その特徴を把握した。また、JR等の駅情報を得る目的でアンケート調査を実施し、交流施設の現状や駅自慢についての情報を得る。そして、実態調査の過程で駅と行政の役割についての観点を導入すべきとの見方が生まれ、実態調査を行った駅の代表的な所属市町村へのアンケート調査を行った。
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調査の過程から8つの駅類型を導き出すことができた。つまり、第1類型:大規模地域中心駅類型・第2類型:地方都市駅類型・第3類型:大都市圏地域中心駅類型・第4類型:観光スポット拠点駅類型・第6類型:単純アプローチ駅類型・第7類型:単純中継駅類型・第8類型:小規模最小限駅類型である。これら8類型について交流空間のあり方を整理している。
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交流空間のあり方については人・もの・情報に対する交流にその性質を分けて、交流空間のあり方について検討する枠組みを作っている。この3種の交流内容に対して、交流レベルとしてプライベートレベルとグループ交流レベルとイベント交流レベルも3段階に分けて、それぞれの位置づけを示している。最後に、既述の8類型について、それぞれ交流空間のあり方を論じている。 |