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第19回企画展示 制定80周年 トレインマークの誕生
2008年12月9日(火)〜2009年3月29日(日)
 
 
 
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【内 容】

 列車の愛称を表示するとともにより親しみやすいようにイラストを加えた「トレインマーク」。この言葉に馴染みのない方も多いことと存じます。これは、鉄道関係者や鉄道ファンを中心に常用的に使われてきた言葉で、列車の先頭部に取り付けられているマークが「ヘッドマーク」、最後部に取り付けられているマークが「テールマーク」、これらの総称が「トレインマーク」と呼ばれてきました。
  この歴史は、1929(昭和4)年9月に特急列車に「富士」「櫻」の愛称が採用され、同年11月にテールマークが制定され、12月に両列車の最後部に取り付けられたことに遡り、2009(平成21)年に80周年の節目を迎えます。
  戦後、特急・急行列車が次々と登場し、列車愛称とともにヘッドマークも続々と誕生します。運用本数や区間、車両製作技術の発達、業務の合理化など様々な要因に対応するため、マークの形状・素材、表示方法は新型車両の登場とともに創意工夫されて展開してきました。
  当初のトレインマークは手作りで、手作業で着脱されていましたが、昨今では効率化・機械化・IT化が進み、車体にLED(発光ダイオード)パネルが内蔵され多色化し、ボタンひとつで様々な表示をすることができるようになりました。さらには、特定列車に専用の車両を使うことが定着したため、車体そのものに列車名やシンボルマーク、ロゴマークを描くものもあります。また、イベント列車・記念列車への掲示機会は盛んであり、今なお多くの方々の関心と注目を集めています。
  本展覧会では、トレインマークを「列車の愛称をデザイン的な配慮を加えて表示したもの」と捉え、誕生から今日に至るまでの80年の軌跡と、マークが決定するまでのプロセス、気候、地域や列車の運行などの要素によってうまれた様々な機能の工夫などを、初出の資料を交え皆様にご紹介いたします。

 
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