くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質

会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)

【休館日】
4月30日をのぞく月曜日
【開館時間】
10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
【入館料】
一般(当日)1,100円 高校・大学生(当日)900円
一般(前売)900円 高校・大学生(前売)700円
※中学生以下無料
※20名以上の団体は、一般800円、高校・大学生600円
※障がい者手帳等持参の方は当日入館料から100円引き(介添者1名は無料)

[チケット販売場所]
東京ステーションギャラリー(開館日の閉館30分前まで)
ローソンチケット(Lコード=36999)、イープラスCNプレイガイドセブンチケットにて取扱い
※前売期間は2018年2月2日から3月2日まで

【東京駅周辺美術館学生無料ウィーク】

2018年3月3日(土)から3月18日(日)の期間、受付で学生証をご提示いただくと入館料が無料になります。

【主 催】

東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、隈研吾建築都市設計事務所

【協 賛】

大成建設株式会社、株式会社丹青社、株式会社 長谷工コーポレーション、株式会社 安藤・間、株式会社イトーキ、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、コクヨ株式会社、越井木材工業株式会社、小松精練株式会社、株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所、清水建設株式会社、住友林業株式会社、セントラル硝子株式会社、大光電機株式会社、大日本印刷株式会社、太陽工業株式会社、大和リース株式会社、株式会社 竹中工務店、東急建設株式会社、TOTO株式会社、戸田建設株式会社、ナイス株式会社、株式会社乃村工藝社、不二サッシ株式会社、文化シャッター株式会社、前田建設工業株式会社、三井住友建設株式会社、株式会社LIXIL

【協 力】

株式会社新建築社

チラシPDFはこちら

もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう ――。

国内外で膨大なプロジェクトを抱えつつ疾走する世界的建築家、隈研吾(1954 ~)。
古今東西の思想に精通し、「負ける建築」「自然な建築」などの理念を実践してきた約30 年に及ぶプロジェクトを集大成して展観します。本展では特に、隈が仕事を通じて対話を重ねてきた素材に着目し、建築設計やプロダクトデザインなどの蓄積を、時系列ではなく主要なマテリアル(竹、木、紙、石、土など)ごとに分類・整理することで、“もの” という観点から概観を試みます。“もの” の開放によって、人の感覚や意識、そして環境を媒介する建築の可能性に迫ります。
東京ステーションギャラリーにおける建築関連の展覧会は「東京駅 100 年の記憶」展以来およそ3 年ぶり、建築家の個展としては「前川國男建築展」以来じつに12年ぶりとなるこの機会にご期待ください。

建築とは、結局のところ物質である。物質と人間との会話である。世界という得体のしれない大きさなるものが、物質という具体的存在を通じて、人間と会話するのである。物質が違うと、会話の仕方も変わり、こちらの気分も大いに変わってくる。20 世紀は、コンクリートのせいで、会話は固くなり、人間の表情もずいぶん暗くなった。
もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう。

――隈研吾

みどころ

展示は、模型、モックアップ(実物素材による原寸大の部分模型)、映像や素材サンプルなどを通じて、多角的に隈研吾の仕事を紹介するとともに、隈が考えるこれからの物質と人間の関わり方の未来像を提示します。

■新作パビリオン

新作パビリオン「香柱(こうちゅう)」を展示。畳の香りに浸した小さく細い竹ひごによる、物質のボリュームを削った透明な香りの空間をお楽しみください。

■過去パビリオンの東京バージョン

バルーンと極度に薄い布「スーパーオーガンザ」を用いた茶室「浮庵(フアン)」ほか、空間体験の変容を楽しめるパビリオンを複数展示します。

■撮影可能

カメラのイメージ

展示室はすべて撮影可能。
ここだけの空間をぜひシェアしてください。
また、一部には触れることのできる素材も展示します。