歴史と未来をつなぐ東京駅の美術館 | 東京ステーションギャラリー

シャガール 三次元の世界

会期:2017年9月16日(土)−12月3日(日)

《ふたつの頭部と手》1964年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《ふたつの頭部と手》1964年
個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《誕生日》1923年 AOKIホールディングス蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《誕生日》1923年 AOKIホールディングス蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《青いロバ》(背面/正面)1954年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《青いロバ》(背面/正面)1954年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《たそがれ》1938-43年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《たそがれ》1938-43年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《紫色の裸婦》1967年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《紫色の裸婦》1967年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

《地上の楽園》1969年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E269

《地上の楽園》1969年 個人蔵 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017, Chagall ® E2697

【休館日】
月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
【開館時間】
10:00 − 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
【入館料】
一般1,300(1,100)円、高校・大学生1,100(900)円、中学生以下無料
※( )内は前売料金。7月1日(土)−9月15日(金)販売。
ローソンチケット(Lコード=35700)、イープラスCNプレイガイドセブンチケットで事前にご購入のうえ、ご来館ください(当館受付でも、7月1日(土)−8月27日(日)の開館日に限り販売いたします)。

※20名以上の団体は、一般800円、高校・大学生600円
※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
【主催】
東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)、
東京新聞
【特別協力】
メレット・メイヤー、国立マルク・シャガール美術館
【後援】
在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
【協力】
日本航空
【企画協力】
株式会社キュレイターズ

本展は、国立マルク・シャガール美術館が開催した展覧会「シャガール彫刻展」(2017年5月27日(土)〜8月28日(月))に企画協力しています。

【秋に楽しむ3展覧会 相互半券割引のご案内】

■Bunkamura ザ・ミュージアム

「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」
2017年10月7日(土)〜12月17日(日)

■パナソニック 汐留ミュージアム

「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち展」
2017年10月17日(火)〜12月20日(水)

いずれかのチケット(半券)のご提示で「シャガール 三次元の世界」展に100円引でご入館いただけます。また「シャガール 三次元の世界」展チケット(半券)のご提示でも上記展覧会に100円引でご入館いただけます。
※他の割引との併用不可
※すべての入場区分で割引
※1枚につき会期中各展覧会1回限り有効
※休館日等詳細は各展覧会HPをご覧ください。

彫刻家シャガール?

画家、版画家として著名なマルク・シャガールですが、晩年に多くの彫刻を制作していたことはあまり知られていません。シャガールが彫刻制作を始めたのは1951年、すでに64歳になっていました。この時点で、ブランクーシやジャコメッティといった彫刻家たちによって、またピカソやマティスなどの創意に富んだ彫刻作品によって、20世紀彫刻の造形言語は大きく書き換えられていました。しかしシャガールは、さまざまな新しい試みを知らないかのように、全く独自の、他のどんな20世紀彫刻とも似ていない作品を創り出します。

交錯する平面と立体

シャガールの彫刻は、絵画や版画の表現と不可分の関係にあります。シャガールの典型的な絵画作品と同じように、彫刻においても多くのモティーフが重層的に表現され、物語を紡ぎ出していくのです。それは聖書に題材をとった一場面であることもあれば、愛の喜びを奏でる牧歌的な一場面のこともあります。もちろんそれは、単なる絵画の立体化ではなく、彫刻でなければ表現できない世界が創造されているのです。

シャガールの三次元世界

シャガールの彫刻作品を、日本で初めて本格的に紹介する本展では、平面作品と深い関わりをもつシャガール彫刻の特徴を踏まえたうえで、関連のある素描や絵画、同主題の絵画などとともに展示し、シャガールの三次元世界を巡ります。日本初公開作品を多数含む、油彩・水彩70点、彫刻・陶器60点、素描・版画等40点で構成される本展は、新しいシャガール像に触れる貴重な機会となることでしょう。

展示構成

絵画から彫刻へ――《誕生日》をめぐって

展覧会への導入として、シャガールの代表作のひとつである絵画の《誕生日》と、浅浮彫による《誕生日》、さらに画中の一部と同じモティーフを扱った彫刻作品などを展示し、平面と立体の表現の違いと共通点とを検討します。

空間への意識――アヴァン・ギャルドの影響

アヴァン・ギャルド、特にキュビスムなどの影響を、初期の絵画作品において検証し、二次元の平面において、三次元を表現することの意識を探ります。

穿たれた形――陶器との出会い

シャガールの立体作品への挑戦は、まず陶器において始まりました。ここでは、代表的な陶芸作品と下絵などを展示し、その制作過程を提示します。下絵に描いた形が立体化され、さらにその立体の表面に絵が描かれる。二次元と三次元の間の往還は興味深いものがあります。

立体への志向

彫刻作品の紹介を主体として、同様のテーマやモティーフをもつ絵画作品とあわせて展示します。シャガール作品に頻出する動物モティーフを集めた「動物賛歌」、人物表現に焦点を絞った「肖像、二重肖像」、風景の上の裸婦や、動物の上の恋人たちなど、重層的な表現に着目した「オブジェ/風景」、垂直の形態をもつ彫刻と絵画の中の垂直的モティーフとを比較する「垂直性」という4つのパートを通して、シャガールの作品における平面と立体の関係性が立ち現れてくることでしょう。

平面と立体の境界

平面と立体とは、別のものでありながら、交錯する部分をもっています。ここでは全体を3つのパートに分け、平面と立体の境界を彷徨いながら、その関係を検証します。宗教主題を中心とした「聖なる主題」、木版画の版と摺りの関係にも言及する「世俗的な主題」、色面とコラージュによる表現から見る「色面の効果」などのパートによって、平面と立体の交錯の様相を探っていきます。

出品点数(変更になることがあります)

総点数 170点(会期中展示替えあり)
油彩・水彩 70点
彫刻・陶器 60点
素描・版画等 40点