第46回企画展 進化・深感・新幹線

1964(昭和39)年10月1日に東京〜新大阪間で開業した東海道新幹線は、世界で初めて時速200km超での営業運転を実現し、日本と世界の鉄道に高速化という新たな歴史の1ページを加えました。
その後、新幹線は路線の拡充などが主に進められましたが、1987(昭和62)年4月1日の国鉄分割民営化によるJRグループの誕生以後は、スピードアップによる所要時間の短縮により力が入れられることとなりました。
スピードアップのためには、安全性を保つことはもちろんのこと、騒音を抑えるなどの環境対策、乗り心地の改善など様々な課題がありますが、新たな技術の開発でその課題をひとつずつ乗り越え、現在では東北新幹線「はやぶさ」の時速320kmでの運行が行われるなど、JR発足後30年間で新幹線は大きな進化を遂げました。
本展では、全国を走る新幹線の車両の移り変わりと、その中で進化を続けてきた安全、環境性能を中心に、全国に広がった新幹線のネットワークや、その一翼を担う、山形・秋田新幹線で行われている新在直通運転についてもご紹介します。