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鉄道を描いた貴重な作品を厳選上映する「鉄道映像フェスティバル」 の開催記録をご覧いただけます。 |
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第2回鉄道映像フェスティバル (2003年) |
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映画が初めて登場した時、人々が目撃した最初のシーンは、疾走する蒸気機関車の姿でした。以来、列車は映画というメディアの可能性を最も魅力的に語りかけるスターとして、欠かせない存在となっています。そんな映画と鉄道の歴史をふまえ、鉄道を描いた作品を厳選して上映する「鉄道映像フェスティバル」。第2回のテーマは、“Rail&Age”。 時代の空気そのままを伝えるニュース映像。戦後の日本映画が最も勢いに満ちていた頃の日活作品群。さらに映画史に残る貴重な海外のドキュメンタリー作品から、鉄道とその時代にスポットを当てていきます。 |
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日 時 |
2003年1月25日(土)・26日(日) 13:30開場 14:00開演 |
会 場 |
東京・青山スパイラルホール 東京都港区南青山5−6−23 スパイラルビル3F (地下鉄表参道駅下車B1出口すぐ) |
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映像&トークイベント |
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14:00〜 ニュース映像に見る昭和の時代と鉄道 「鉄路の昭和史 特別編」 |
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テレビが普及する以前、視覚情報の主役だったニュース映画の全盛期。1930年代から60年代末にかけての映像から、鉄道と人々の暮らしとの関わりや世相を追っていきます。戦前の特急つばめ、満鉄あじあ号など時代を象徴する列車だけでなく、木造の駅舎、ホームの柱や表示板など、もはや眼にすることの少なくなった光景にも注目です。 |
(C)株式会社 日本映画新社
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ゲスト 竹島紀元 「鉄道ジャーナル」編集長
1926年(大正15年)生まれ。鉄道ジャーナリストを経て、1965年に(株)鉄道記録映画社を設立。1970年に(株)鉄道ジャーナル社に社名変更。現在、同社代表取締役、「鉄道ジャーナル」「旅と鉄道」編集長。記録映画プロデューサー・監督。日中鉄道交流会会長。日本ペンクラブ会員・旅行記者クラブ会員。 |
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海外ドキュメンタリー |
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「南極から赤道まで」 16:00〜 1986年 イタリア/ドイツ イェレヴァント・ジャニキアン、 アンジェラ・リッチ=ルッキ共同監督 音楽付き 部分着色、染色 約100分 植民地支配時代に世界各地に分け入った探検隊や宣教師たちが残した初期のフィルムを素材に、新しく作られた映画。欧米先進国の膨張が、時に暴力を伴いながら、鉄道と密接に結びついて進められていった時代精神を象徴的に表現しています。 |
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14:00〜 日活90周年記念スペシャルリミックス 「日活名作総集編/鉄道と昭和のスターたち」 |
石原裕次郎、小林旭といったヒーローに、宍戸錠ら癖のあるバイプレーヤーたちが、スクリーン狭しと暴れ回った日活作品は、戦後日本の若さの象徴でした。膨大な作品群からスターと鉄道が交錯する名シーンのみを再編集する企画は、初の試み。出演者だけでなく、フィルムが切り取った時代の風俗も必見です。 |
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ゲスト 竹中直人
俳優/映画監督
1956年(昭和31年)、神奈川県出身。劇団「青年座」出身。1996年、NHK大河ドラマ「秀吉」で“国民的俳優”に。また同年、初監督作「無能の人」がベネチア国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞するなど国内外で高く評価され、マルチな才能を開花させる。今や際立った個性派俳優、そして定評ある監督として活躍中。 |
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海外ドキュメンタリー |
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16:00〜 「Terminus 終着駅」 日本初公開
1961年 イギリス ジョン・シュレシンジャー監督 トーキー 白黒 約30分 ニューシネマの代表作「真夜中のカウボーイ」の監督が、ロンドンのウォータールー駅の24時間を綴った作品。駅の業務や人々の姿、時と共に移り変わる駅の様子をシャープな感覚で映像詩のように見せていきます。舞台となる同駅は、終戦直後に一世を風靡した「哀愁」の舞台としても知られています。 |
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16:40〜 「前進する列車」 日本初公開 |
1971年 フランス クリス・マルケル監督 トーキー 白黒 32分 |
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映写機、現像設備を積み、政治宣伝と大衆教育のために、各地を回りニュース映画を上映したソヴェイトの映画列車。1931年スターリン独裁下のソ連で、映画監督アレクサンドル・メドヴェドキンが敢行した〈映画列車〉を、当時の映像を挟みながら監督自身が回想していきます。 |
(C)SLON-ISKRA 1971 |
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作品選考委員長 波多野哲朗 同委員 出口丈人
主 催: 財団法人東日本鉄道文化財団
後 援: 東日本旅客鉄道株式会社
協 力: 株式会社日本映画新社 日活株式会社 |
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会場
青山・スパイラルホール
東京都港区青山5-6-23 スパイラルビル3F ( 地下鉄表参道駅下車B1出口すぐ) |