横浜
田谷の洞窟洞門改修事業

神奈川県横浜市

田谷の洞窟は鎌倉時代より800年の歴史を持ち、鎌倉時代の武将和田義盛の三男朝比奈三郎の館跡といわれる定泉寺の境内にある。全長約570m、拝観ルート約250m、三層構造の人口洞窟である。

田谷の洞窟保存実行委員会では3D Scan VRデジタルデータ保存を目標とした保存活動を平成27年(2015)から実施しているが、調査過程で、洞内地盤が「酸化と乾燥」により非常にもろいことが判明した。現在、洞窟入口の扉は格子状になっているため、洞内は常に外気にさらされている状態である。

本事業では洞窟入口に一般拝観時間以外の時間は閉めて洞内を密閉できる扉を新設し、洞内の環境保全に努めたい。

田谷の洞窟洞門改修事業
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