東京 篠籠田三匹獅子舞の保存と後継者育成
 
千葉県柏市

柏市篠籠田地区では、江戸元禄期から300年以上続き伝えられてきた篠籠田の獅子舞を毎年8月16日、西光院の施餓鬼の日に、祖先の霊をなぐさめ、五穀豊穣と家内安全を祈願して奉納しています。篠籠田の獅子舞は農民の龍神信仰から生まれた「龍頭の獅子」で、舞いやお囃子は檀家の間に口伝で伝えられてきました。昭和49年から保存会が継承し、昭和50年に千葉県の無形文化財に指定され、郷土芸能になっています。獅子の面などの道具は元禄時代から使用しており、30年ほど前に修繕を行って以来、大きな修繕は行っていないため、面の色褪せによる塗り直しなど大きな修理が必要になってきています。今回、助成金の活用による修繕で道具を元禄時代の姿に蘇らせ、当時の姿で獅子舞を後世に残していきます。