東北
弘前ねぷた保存伝承事業

青森県 弘前市

推薦箇所:JR東日本秋田支社

弘前ねぷたの起源は、藩政時代に行われた、夏の農繁期に作業に妨げとなる眠気や怠け心を流すための農民行事「ねむり流し」とされている。ねむり流しから発展した弘前ねぷたは、四角い燈籠の運行から始まり、組ねぷた(人形型)の発達、扇ねぷた(扇型)の登場などを経て、現在は、「弘前ねぷたまつり」として、毎年8月1日から7日までの7日間、三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした大小約80基のねぷたが弘前の街を練り歩く。

その弘前ねぷたまつり合同運行の先陣を毎年切っているのが、直径3.3mもある「津軽情っ張り大太鼓」である。津軽情っ張り大太鼓は、負けず嫌いで反骨大名の津軽三代藩主信義公が江戸城年賀式に登城した際、「加賀百万石城内の六尺大太鼓は恐らく日本一」というのを聞き、「津軽ではその程度のものは小児が遊ぶ玩具の類。城内では櫓太鼓十尺に余るものを用いる」と大法螺を吹き、信義公は弘前へ早馬を出し十尺に余る大太鼓を直ちに作らせたという伝説を基に1970(昭和45)年に復元された。

本事業では、伝統的な弘前ねぷたを未来に残していくため、ねぷたの囃子やねぷた絵の描き方を教わる講習会を開催し、ねぷたに関わることへの理解・関心が高めるとともに、太鼓類の修繕を行い、伝統的なねぷたの運行の継承を行いたいと考えている。

弘前ねぷた保存伝承事業
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