高崎
茅町諫鼓鶏山車整備事業

埼玉県寄居町

茅町諫鼓鶏山車は、寄居町の宗像神社例大祭(よりい秋祭り)に使用される7基の山車の一つで、江戸の天下祭りでも、江戸中期に主流だったといわれる一本柱構造の山車で、山車の中央部に太い柱が立てられた、古い構造のものである。

茅町諫鼓鶏山車の一本柱の最上部には、諫鼓鶏を飾り、さらに露盤(一本柱の最上部の高欄のついた部分)に、緋羅紗の化粧幕を飾り、中段では提灯で囲み、腰回りには腰幕がついている。また、山車下部には上州新田郡尾島村(現群馬県太田市)の名匠高沢改之助による見事な白木彫刻が施されている。

本事業では、茅町諫鼓鶏山車を飾る提灯と腰幕が、長年の使用により損傷していることから、同寸同材にて新調復元したい。

茅町諫鼓鶏山車整備事業
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