高崎
波志江の屋台(中野面組屋台)修復事業

群馬県伊勢崎市

波志江の屋台は、伊勢崎市の中心部に位置する旧波志江村で、多くは幕末期に作られ、屋台構造は正面1間、側面2間の木造軸組で、唐破風屋根をもち、祭礼ごとに組立・解体される。形式は張り出し舞台を持たない飾り屋台であり、飾り舞台破風廻りに白木彫りの細かい彫刻を飾り、高さ4〜5mの屋台の前方には、川中島の合戦・弁慶・鏡獅子などの人形を飾りつける。

本事業では、10基の屋台のうちの一つである中野面組屋台が、経年劣化のため、屋台後輪の車軸がずれ、車輪がうまく回らないことから、屋台の修理を行い、2020年に開催予定の波志江祇園祭への参加を目指し、地域の貴重な文化財である屋台及び屋台の組立・解体技術を、次世代へ継承していく。

波志江の屋台(中野面組屋台)修復事業
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