仙台
会津におけるキリシタン文化調査研究事業

福島県会津若松市

キリスト教が東北に普及するきっかけを与えたのは蒲生氏郷(がもううじさと)である。戦国武将高山右近(たかやまうこん)の勧めで信者となり、洗礼を受け、会津に入った氏郷は多くの人々を教会に導いた。

会津地方は日本遺産である三十三観音をはじめとして、仏都として知られているが、キリシタン大名である蒲生氏郷公をはじめ、キリシタン文化の痕跡が残されている。会津に点在するキリシタン文化の痕跡を新たな地域固有の資源として磨き上げを図るため、「会津若松観光ルネッサンス協議会」では、令和元年度及び過年度において、会津におけるキリシタン文化の調査研究を行ってきた。

今回は、調査研究の成果を集約し、協議会内だけではなく、市民や観光客等に周知することで、会津におけるキリシタン文化の認知及び理解を高め、蒲生氏郷公入府430周年を控え、キリシタン文化を地域固有の資源として、保存及び利活用着手に向け、まず調査報告資料等の作成を行う。

会津におけるキリシタン文化調査研究事業 常楽院 マリア観音像
常楽院 マリア観音像
会津におけるキリシタン文化調査研究事業 十字架を持つ久保田三十三観音
十字架を持つ久保田三十三観音
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