仙台
神社土舞台跡利活用事業

山形県鮭川村

鮭川村内の神社には、境内の一隅に土を盛り上げて築いた特色ある土壇「土舞台」が残っている。かつては村の鎮守の祭りで、この土舞台に仮設小屋を組み、地芝居(歌舞伎)が演じられてきた。その歴史は、約250年前まで遡る。昭和30年頃から存続の危機に陥り、昭和46年に当時村内にあった4つの地芝居の座(京旭座、豊石座、大渕座、川村座)が合併し、鮭川歌舞伎保存会を結成、その後は鮭川歌舞伎として現在まで受け継がれている。平成18年には、山形県指定無形民俗文化財に指定され、毎年鮭川村中央公民館で開催されている定期公演には、県内外から500名以上の来場がある。

しかし、現在は、地芝居(歌舞伎)は鮭川歌舞伎として受け継がれているものの、歌舞伎公演は鮭川村中央公民館で行われており、歴史ある神社の土舞台跡が活用されていない状況で、今回の支援により、土舞台が残っている京塚地区の愛宕神社境内及び土舞台跡地の整備と、仮設舞台の復元を行う。

神社土舞台跡利活用事業 現在の京塚愛宕神社境内および土舞台の様子
現在の京塚愛宕神社境内および土舞台の様子
神社土舞台跡利活用事業 約30年前に一度だけ土舞台公演をした様子
約30年前に一度だけ土舞台公演をした様子
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