仙台
鳳来寺薬師堂屋根改修事業

福島県会津美里町

鳳来寺薬師堂は、会津美里町本郷地域南部に位置する螺良岡地区の集落内にあり、永徳元(1381)年に建立され、その後、倒壊するも、慶安4(1651)年に再建されたといわれる。薬師堂内に安置されている薬師如来坐像は、一本造で鎌倉期頃の作と考えられる。

これまで、薬師堂及び薬師如来坐像は、螺良岡地区住民により大切に守られ、地域の人々の絆を結ぶ求心的な役割を担ってきた。また、本尊の薬師如来坐像が、平成29(2017)年に福島県の文化財指定を受けたことにより、その動きはさらに活発化し、地区では住民のみならず、広くその価値と魅力を発信したいという思いも強くなってきている。

一方で、薬師堂の屋根の老朽化が著しく、薬師如来坐像の保護及び活用をするにあたり、改修の必要が出てきたため、本事業では、薬師堂の屋根を修繕したい。

鳳来寺薬師堂屋根改修事業
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