福島県伊達市
本神社は永観2年(984)の創建とも言われ、天正10年(1582)政宗が初陣報告を行うなど伊達家より長らく氏神として保護を受けてきた。
現在は江戸時代築の本殿と拝殿を残すのみで、境内には三重塔礎石や苑池等の遺構があり、釈迦堂や経堂といった七堂を備えていたという記録も見られることから、かつては隆盛を誇っていたことが窺える。
本殿は経年劣化や蟻害、雨漏りなどによる腐朽がすすんでおり、本事業で改修を行い後世に残していきたい。