宮城県仙台市
漱石文庫は洋書1650点、和漢書1200点が収められ、市民の関心も高く、没後100年を記念した2016年度の展覧会は近隣のみならず全国各地より多くの来場者があった。
漱石の愛弟子であった小宮豊隆が昭和18年(1943)から1年かけて運び出したもので、漱石山房のあった早稲田南町は昭和20年(1945)の大空襲により焼けてしまったため、現在の蔵書は非常に貴重である。
本事業では資料的価値の高い和漢書を中心とした5点を修復し、博物館、文学館などを通じ一般公開を行っていく。