萩姫万灯保存・整備事業
 

福島県郡山市

開湯800年を誇る磐梯熱海温泉には、その昔不治の病に侵された都の美女萩姫が、不動明王のお告げでこの地を訪れ温泉で病を治したという物語から、毎年「萩姫まつり」が盛大に行われている。

祭りの締めくくりに11基の万灯に灯りをともし温泉街をねり歩く「万灯パレード」が厳かに行われる。

会津唐人凧(戊辰戦争の際落城寸前の会津鶴ヶ城の庭内から士気鼓舞のため上げられたことで有名)の継承者齋藤誠氏が一枚一枚手書きしたもので、熱海町に伝わる文化・歴史を描いたものとして貴重である。

本事業では絵を万灯から外し裏打ちなどの補修を行い、地元郡山市内の子供たちの協力を得て現在の歴史・文化を描き、平成28年に50周年を迎える「萩姫まつり」を国内外にアピールしていきたい。

 
萩姫万灯保存・整備事業