仙台 早股熊野神楽の保存伝承事業
 

宮城県岩沼市

早股熊野神楽は明治初年頃に岩沼早股の庄子清之丞氏が名取市愛島に奉公に行き、そこで踊を覚え早股に帰ってから近所の青年に教えたことが由来である。

昭和43年頃の舞台を最後に見られなくなり後継者の伝承が危ぶまれたが、この貴重な文化遺産を惜しむ人が集まり昭和53年に神楽保存会を結成し、12幕のうち7幕を伝承し披露している。

平成26年度は東日本大震災の津波により踊手が被災し、衣装や備品が被害を受けるなど、後継者育成が急務であるため、特例措置による助成を行い装束、祭具の調査修理、新調を行い、無形文化の保存・継承を支援していく。