仙台 善入院千手観音堂保存整備事業
 

宮城県仙台市

善入院千手観音堂は、明暦元年1655年宮城野原を臨む地として原町南目に創建された仙台札所三十三観音の十番札所で、子年生まれの守護仏として参拝される。

慶安2年1649年仙台北八幡町に住んでいた白根澤喜兵衛が夢のお告げを受け、宮城郡七北田大澤山中の古堂跡より三尊を発見したとの言い伝えがあり、藩に請願しお堂を造営したことが由来である。

三尊は千手観音菩薩、勢至菩薩、聖観音であり安置する厨子は漆や極彩色が施されていた。毎年2月16日はご開帳の日で護摩焚きの祈祷会が行われる。

平成26年度は屋根瓦葺き替えおよび屋根瓦板の張り替えを行い、創建来の修復を行う。