山形県上山市
旧尾形家住宅は、17世紀に建てられたといわれる、代々庄屋をしていた上層農家尾形家の住居です。間取りは、普通の家と異なり、上屋には下・中・上座敷があり、それに一間幅の縁側が廻されています。座敷にはそれぞれ段差が付けられ、家の格式と権威を示したものと言われています。中門造り曲り家の大型民家茅葺屋根で、建築史上貴重な史料であるということで、昭和44年国の重要文化財に指定され、修復工事が昭和51年に完成しました。このたび東日本大震災により、土壁にひびや隙間が生じたほか、建仁寺垣や案内看板、解説看板等が老朽化したことから、整備を早急に実施する必要があるため、この歴史的文化財である旧尾形家の修繕事業を実施します。 |
