大宮・高崎
栃木市指定無形民俗文化財「百八灯流し」用具修理事業

栃木県栃木市

栃木市指定無形民俗文化財の「百八灯流し」は、慶応年間のころ、日光二荒山神社からご神体の御尊像が星覚全という修験者によりお迎えされ、現在の湊町に祀られ、やがてその神様を氏神とし奉ったことを起源とする。

明治初年から毎年8月に中禅寺湖で行われる船禅頂になぞらえて、栃木市内の中心を流れる巴波川(うずまがわ)に、船の端に108本の蝋燭を灯し、祭壇を設けた御神船を浮かべ、神官、町内有志、伶人が乗り、雅楽を奏しながら祈祷し神様を町内にお迎えする儀式となった。

昨年発生した台風19号により、儀式に用いる提灯、太鼓等の用具が水損被害を受けたため、今回の支援を最大限活用して、用具の修理及び新調を行い、例年通り百八灯流しを実施できるようにし、地域に受け継がれてきた伝統行事を今後も継承していきたい。

栃木市指定無形民俗文化財「百八灯流し」用具修理事業
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