大宮
妙建寺本堂格天井及び欄間彫刻修復事業

栃木県 小山市

妙建寺は建武元(1334)年の開山で、日蓮聖人の六老僧の一人日頂聖人を開基とし、日念聖人によって建立された。今回修復を予定している格天井や欄間彫刻を有した旧本堂は、享保2(1717)年から享保17(1732)年にかけて建立されたものである。

平成6(1994)年おやま百景にも選出された「百人一首」の格天井画や龍図、欄間彫刻は、建立当時のものと言われている。格天井には、「小倉百人一首」が54枚描かれており、その中心には龍図、欄間には天女の彫刻が左右に飾られているが、寺院建築で「百人一首」が描かれた格天井は珍しく、全国でもあまり例を見ない。

今回の支援により、修復の実施とともに、貴重な格天井や欄間彫刻を新本堂に納め、妙建寺に残る貴重な文化財を後世に残していく。

妙建寺本堂格天井及び欄間彫刻修復事業
妙建寺本堂格天井及び欄間彫刻修復事業
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