新潟 醸造の町摂田屋の史跡保存と町並み整備事業
 
新潟県長岡市   醸造の町摂田屋の史跡保存と町並み整備事業推進委員会

長岡市の摂田屋地区は、江戸時代に天領でも特別の格式がある上野寛永寺様御料地として栄え、その摂田屋郷の半径300メートルの中心部には史跡三国街道を中心にして、醤油醸造業、酒造業、味噌製造業の蔵が集積する地域です。また、明治の一代成金として巨万の富を築き、その財を注いで建てられたというサフラン酒本舗の屋敷や戊辰戦争で長岡藩軍の本陣(司令部)が置かれていた光福寺(司馬遼太郎の著書「峠」に登場)などの建物や蔵屋敷、庭園、神社、仏閣等、貴重な歴史的建造物が今もなお数多く残されています。
近年脚光を浴びつつありますが、中越大震災の傷跡も未だに完全には癒えておらず、探訪者の受け入れ態勢も不十分です。要望が多い説明看板などを設置し、今も残る伝統的町並みの保存と歴史的建造物の建築学的な説明、理解と認識を広める事業を進めます。