長野
伝統的建造物移築再建事業

長野県 長野市

「旧原山邸」は、戸隠宝光社地区にある戸隠神社の宿坊・岸本家(旧:教釈院)の庫裏を民家に移築した茅葺屋根の伝統的建造物である。

老朽化により家主は解体を希望していたが、宝光社、中社地区が重伝建地区に選定されて以来、この地区では、戸隠中社・宝光社まちづくり協議会を中心に、国の重要伝統的建造物群保存に伴う制度(伝建制度)により耐震補強を含めた修理等、耐震性貯水槽設置、道路美装化、無電柱化等の整備を行っており、戸隠神社でも、この重伝建地区の維持と活用のため、諸策に取り組んでいる。その一環として、旧原山邸の保存を計画し、旧原山邸の所有者と協議を重ね、移築し再建することとなった。

本事業では移築再建のための部材調査及び基本設計を行う。

伝統的建造物移築再建事業
伝統的建造物移築再建事業
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