長野
塩の道整備事業

長野県白馬村

古来、日本海の塩が内陸部に運ばれた松本城下から糸魚川までの約120qの千国街道(塩の道)は、信州と越後を結ぶ大動脈として塩・麻など海陸の物資が運ばれ、新道が整備される明治20(1887)年前後までは、経済路線としての重要な役割を果たしていた。戦国期、敵に塩をおくるという美談で知られる、越後の上杉謙信が甲斐の武田信玄に、牛馬の隊列を整えて塩をおくったというのも、この街道である。

毎年5月には、歴史的街道を歩く「塩の道まつり」が開催されているが、近年の異常気象により、路面状況が悪化し、一部がコースから外れるという状況になっている。

本事業では、「塩の道まつり」で、永く伝わる歴史的街道を歩けるよう未舗装区間の道を改修し、塩の道を案内する木製看板も修繕したい。

塩の道整備事業
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