岩手県宮古市
津軽石は「南部鼻曲り鮭」が有名産地として宮古地方の近世以降の歴史・文化の繁栄を象徴。
宮古市津軽石の盛合家は、三陸海岸の漁業・交易を中心に酒造業・金融業によって隆盛を成した商家で、江戸時代後期主屋、蔵、書院、神社、庭園が広大な敷地に配置され、蔵には盛合家地域の歴史を物語る古文書が残されていたが東日本大震災の津波により浸水し、文化財レスキューによる応急処置を受け、現在県立博物館に保管。
平成26年度は扇面貼交屏風(1幅)修復、平成27年度は扇面貼交屏風(2幅)修復。
平成28年度は除塩・乾燥させた「亀田鵬斎筆襖」「書画押絵針屏風」の補修、仕上げ、新たに「親々堂扁額」「虎図押絵貼襖」の修復を行い、地元小学性の教育活動の一環としていきたい。 |