盛岡 野辺地町行在所(旧野村家住宅離れ)改修事業
 
青森県野辺地町   野辺地町行在所改修実行委員会

野辺地町は江戸時代から明治30年代まで北前船の寄港地で、さまざまな物資が運ばれ湊町として栄えました。まちなかに残る数々の有形の文化財、食文化や祭礼などがこのような歴史と文化を伝えています。しかし、度重なる大火などにより湊町の面影を伝える歴史的な建造物は非常に少なくなっています。
こうした状況のなか廻船問屋の豪商野村治三郎が自宅の離れとして明治23年頃に
建築した国登録有形文化財「旧野村家住宅離れ」は、町民から行在所と呼ばれ親しまれ、大切に保存されてきた貴重な文化遺産です。町内の民間団体が整備資金を募るなど保存に向けた活動を重ねています。この歴史ある建造物を後世に伝えるべく、本格的に整備改修を行い、民間と行政が連携協力し、さらなる活用を進めます。