盛岡
八戸えんぶり保存伝承事業

青森県 八戸市

国の重要無形民俗文化財に指定されている「八戸のえんぶり」は、年の初めに豊作を祈願して、農事を模して演じる田植踊りである。

記録上の初出は八戸藩『目付所日記』正徳5年(1715)正月15日。明治9年に旧来の悪習として青森県から禁止されたが、元八戸藩士らの尽力により、14年に長者山新羅神社の行事(豊年祭)として再開された。

現在は2月17日に新羅神社に祀られている稲荷大神の神輿渡御式にえんぶり組が供奉する形で中心街を巡行する。2月17〜20日に開催される「八戸えんぶり(豊年祭)」では、上記の巡行のほか、一斉摺りや各種公演、門付け等を行い、青森県を代表する冬の行事となっている。

本事業では、新羅神社の祭具新調及び、えんぶり組(妻神組、横町組)の烏帽子の新調を行う。

八戸えんぶり保存伝承事業
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