岩手県 北上市
推薦箇所:JR東日本盛岡支社
岩手県の有形文化財に指定されている「木造釈迦三尊坐像」は鎌倉前期の慶派仏師の作と伝わる三尊一具作で、岩手県南への質の高い仏教文化の定着を物語る貴重な資料である。
今回の支援により、2023年度より行っている木造文殊菩薩像の修理に加えて、木造普賢菩薩像の納入品について、固着した文書の開披・修理を行う。また、所在地は国指定史跡「国見山廃寺跡」のエリア内であり、有機的関連をもって面的な観光・周遊を促せる場所であることから、本像の多言語解説板を作成し、多くの方に本像の魅力の周知を図る。