水戸
阿見町指定史跡 霞ヶ浦海軍航空隊有蓋掩体壕修繕事業

茨城県 阿見町

阿見町にはかつて、霞ヶ浦海軍航空隊と土浦海軍航空隊(予科練)の2つの海軍航空隊基地があった。これらは町の近現代史を語る上で欠かすことのできない存在であり、現在も町内各所にその痕跡が点在している。

掩体壕は空襲による機銃掃射から航空機の機体を守るための構造物で駐機箇所の周りに土塁状の盛土を構築する比較的簡素な造りの無蓋掩体壕と本件のように覆屋を持つ有蓋掩体壕の二種類に分けられる。町には当時、有蓋・無蓋合わせて100基を超える掩体壕があったと言われているが、戦後、軍用地の民間への払い下げ等により、その大部分は解体され、現在、町に残る有蓋掩体壕は本件のみとなる。

今回の支援により、亀裂の充填、強化剤・撥水材の塗布などの修繕を行う。

阿見町指定史跡 霞ヶ浦海軍航空隊有蓋掩体壕修繕事業
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