甲信越
北原家住宅保存修理事業

山梨県 北杜市

推薦箇所:JR東日本八王子支社

七代北原伊兵衛が長野県高遠町郊外で代々酒造業を営んでいた造酒屋から当地に分家を出したのは寛永3年(1750年)である。そこから酒造業を開始し、現在も日本酒「七賢」などで知られる「山梨銘醸」として酒造を続けている。現在十二代目となる。

北原家住宅の建物は、江戸時代末期の嘉永7年(1854年)に建築された木造平屋建てで、旧台ヶ原宿に残る最大の町家建築である。明治13年(1880年)6月22日に明治天皇が山梨、三重、京都の御巡行された際に、当家が行在所に指定され、御一泊頂いた歴史を持つ。現在、その母家の奥座敷をご案内付きで見学できるようになっており、毎年開かれる酒蔵開放(例年2,500人ほど来場)時にも見学可能となっている。

今回の支援により、土蔵、行在所内、浴室・便所棟の修繕を行う。

北原家住宅保存修理事業
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