関東
二番町祭礼用具保存整備事業

千葉県 佐倉市

推薦箇所:JR東日本千葉支社

佐倉市内佐倉地区では、350年以上にわたり受け継がれている祭礼(現「佐倉の秋祭り」)があり、「城下町佐倉の祭礼」として、平成28年4月に認定された日本遺産「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」の構成文化財となっている。

旧佐倉道(成田街道)沿いの新町六町(横町、上町、二番町、仲町、肴町、間之町)と弥勒町では、明治初期に江戸時代に使用されていた山車人形や江戸型山車等の祭礼用具を買い付けるとともに、御神酒所の制作も進んだ。山車や御神酒所の引き廻しでは佐倉囃子が演奏される。これらの祭礼用具や佐倉囃子は佐倉市指定文化財となっている。

二番町の玉乃井龍神人形山車は、文化8年(1811)に佐倉の宮大工である川名部市右衛門により制作されたことが後方の壁の墨書により知られている。以後、二番町の祭礼用具の中核をなすものとして継承されてきた。

今回の支援により、二番町玉乃井龍神人形山車の大太鼓、締太鼓の修繕を行い、継続的な山車の引き廻しを行えるようにする。

二番町祭礼用具保存整備事業
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