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1997年に廃線となった信越本線横川―軽井沢間の旧線(1893-1963)は鉄道遺産群として国の重要文化財に指定されている。1885年にドイツのハルツ山鉄道で用いられたアプト式を日本で最初に使用した場所であり、現在は遊歩道として整備されて観光客の人気を集めている。
一方、新線(1963-1997)は廃線後、立入禁止区間として放置されていたが、2018年より安中市観光機構と安中市が連携し、コース整備を行い、ガイド付きウォーキングツアーとしてコンテンツ化。以後、年間1,000名以上が参加する地域の看板商品に成長した。
しかし、2024年8月末、台風接近に伴う長雨で地盤がゆるみ土砂災害が発生。中山道碓氷峠区間の尾根付近から崩れ、廃線跡を飲み込んで下段の国道18号まで大量の土石流が押し寄せた。
本事業では、2024年8月末の台風で被災した信越本線新線廃線跡に堆積した土砂や流木の重機での撤去やバラストの補充、整地、橋梁手摺の修復などの復旧工事に加え、碓氷峠越えの証言を記録するドキュメンタリーフィルムの制作を行う。
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