八王子 円光院文化財修復と伝承環境整備事業
 

山梨県甲府市

円光院は、平安時代末に甲斐源氏三世逸見清光が小石和に創建した清光院に端を発し、室町時代に武田信守が修復して父信重の菩提寺として成就院に改めた。

永禄3年武田信玄公が甲府に移し、説三和尚を招聘して開山し、臨済宗甲府五山の1つになった。

信玄公夫人が元亀元年(1570年)に逝去され、当院に埋葬された時の法諱を「円光院殿梅しん宗い大禅定尼」と号されたことにより「瑞巌山円光護持禅院」と改称された。

「木造厨子入刀八毘沙門天像及び勝軍地蔵像」は、武田信玄公が日夜礼拝して先勝を祈ったといわれる持仏であり、平成26年度は修復事業を行い多国語看板を整備したい。