八王子
絹本著色善光寺如来絵伝修理事業

山梨県 甲府市

甲斐善光寺は、16世紀中葉の川中島の戦いの折、信濃善光寺の寺宝が戦火により失われることを武田信玄が惜しみ、弘治3(1557)年甲府へ移し、翌年、現在の地に伽藍が建てられた。

絹本著色善光寺如来絵伝は室町時代15世紀代の作成である。当初信濃善光寺に所蔵されていたが、永禄4(1558)年、川中島の戦いの際、武田信玄が信濃善光寺から、他の宝物類とともに甲斐に移した際に請来したものと考えられる。

今回の支援では、二幅の全面の修理を実施する。

絹本著色善光寺如来絵伝修理事業
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