八王子
放光寺所有 西藤木の水車保存修理事業

山梨県 甲州市

西藤木の水車は、放光寺の東側を流れる水路(小屋敷セギ)に大輪の下部を直結させた押し車屋で、大輪の直径は330センチ、大きさは、三間四面、東側は寄棟造、西側は切妻造の木造建築、屋根は茅葺である。伝承では江戸時代末期に個人が創設したものを、地域の連(水車の使用を許された住民)30名が譲り受け、連の組織により水車の破損による修理や公課金の支払いなど維持管理に努めてきたが、維持が不可能となり、昭和43年3月より連の一員でもあった放光寺が管理することになった。なお、内部には杵や臼が現存しており、大輪が回転すれば現在でも可動出来る状態である。

今回の支援で水車を復活させ、水車を活用し籾をついたり、粉を引いたりと、昔の生活そのものを伝えていく。

放光寺所有 西藤木の水車保存修理事業
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