千葉
布良地区コミュニティ御輿修復事業

千葉県館山市

布良崎神社は館山市布良字西本郷にあり、祭神は天富命(あめのとみのみこと)で、安房神社の祭神天太玉命(あめのふとだまのみこと)の孫にあたる。天富命は、神武天皇即位の始めに四国阿波から、麻などの栽培に適した東国の肥沃な土地を求めて、天日鷲命(あめのひわしのみこと)の孫を伴って、阿波の忌部(いんべ)一族を率いて布良の地に上陸したとされる。安房地方を開拓して麻・穀(かじ)を植えながら、上総の国・下総の国へと開拓を進めていく一方、この地に残った忌部の人々と村人達は、天富命の徳を慕い、祭神として布良の集落に社を建てたのが布良ア神社であると伝えられている。

当社に3基ある神輿のうちの1つ「大天皇」と呼ばれる神輿は、制作年代は不明であるが「国分の彫刻師」と呼ばれる「後藤喜三郎橘義信」作であることから100年近く経過していることがわかる。

2019年の台風15号では、布良地区は甚大な被害を受け、布良ア神社の拝殿が傾き、神輿蔵が倒壊、神輿が下敷きとなってしまったが、地域再生の象徴となる神輿修復は非常に重要であるため、今回の支援により、3基ある神輿うち1基の修復を行う。

布良地区コミュニティ御輿修復事業
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